ブセファランドラ 変葉系 その2
透明葉です。
ブセファランドラの透明葉って聞いたことが無いので、もしかしたら珍しいものなのでは・・・なんて思ってます。 実際のところどうなのでしょう?
存在自体は1年ほど前から把握していたのですが、現在あちこちで生じているので記事にしてみました。
とりあえず写真を見てください。
溶岩石着生させているブセ.カユラピスの群生
うちにあるブセ.カユラピスの中で一番大きい個体群です。
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中央部分の緑の葉に注目
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普通の株に埋もれてますが、透明葉をした一群が見えます。
普通の葉よりもずっと小さく、深緑色で透き通ています。
エラチネ オリエンタス みたいな感じ。
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肉眼では気付きませんでしたが、ちゃんとラメもありました。
別の群生でも
流木から剥がれたのを浮かべて1ヶ月くらい放置していた塊。
うちには ブセファランドラ sp.カユラピス は小さいものも含めると3水槽に6群生ありますが、そのうちの2水槽4群生でこのような透明葉の個体が確認できました。
なお「カユラピス」以外のブセファランドラでは透明葉は発生していません。
以前にアヌビアス ナナ プチでこんな感じの透明葉を1枚だけ見たことがあったので、1年ほど前にブセ.カユラピスで初めてこれを見たときも斑入りと同じでサトイモ科にありふれた変葉なのかなと特に気にしていなかったのですが、安定して発生しているので「これは只事ではないかも・・・」と思った次第です。
本当は単離してもっとじっくり調べたいところなのですが、とにかく小さいうえにブセファランドラですから生長が遅いので扱いが困難なのです。
ここまで読んでいただいた多くの方がGRASSY AQUA さんの「エラチネ検証レポート」を頭に浮かべたかもしれません。
この透明葉についてもあのような感じのレポートにできたら良いのでしょうけど・・・私の力量と意欲が足りないのです。
結局のところ、ただの生長障害(光量不足? 低pH??)なのかもしれないのですが・・・不思議な変葉です。
(写真はクリックすると拡大されますよ。)