取り木
紹介ネタは溜まる一方なので気合い入れていかないと・・・と思いはすれど、ついつい面倒だったりして。。。
紹介ネタはとりあえず放置で、株分けの記録をば。
株分けとか取り木自体はもはや珍しいことではないけど、気まぐれに写真を撮ってみたので記録としてUPしてみます。
Twitterと被る内容もあるけど、そこは記録用ということで・・・
ということで、今回株分けするのはコチラ。
根元箇所をミズゴケで覆い、変則的な取り木を仕込んでいましたが、根も伸びてきたようなので株分けしちゃいます。
左から、
"西スマトラ"
全体的にちょっと小ぶりでヤシの木だったので作り直すべくの取り木。
ミズゴケを仕込んだのは2ヶ月程前。
で、5週間前にカット・株分けをしたものの、まだ長かったので更に仕込んでおりました。
常湿・LED照明栽培株。
発根もバッチリ!
(分かりにくいけど・・・)
ちなみに、前回の株分けで取れた切り株からは新芽が育っています。
続いて、
"パダン産緑(TB)"
今年の1~2月に親株の根元から出てきた株です。
以前にココで紹介した子。
生長が速く、半年くらいでここまでになりました。
なお、その後、花芽を上げて生長は停滞中。
常湿自然光栽培です。
下葉は1枚も落ちていないけど、もともとバランスがイマイチだったので少し詰めます。
ミズゴケを仕込んでからちょうど1ヶ月くらいです。
発根もバッチリのようです。
ラスト、
"ver. Philippines"(?)
オク入手、詳細不明の園芸種です。
センターホワイトのタイプのつもりでしたが、育て込んだらこの通り。
あまり見ないタイプでしょうかね?
上のパダン産と同じ常湿自然光栽培、ミズゴケを仕込んだのも同時期です。
花芽×3
今回株分けする3株とも花芽を上げていますが、カットの刺激で花芽を上げ出す可能性を考えると、逆にこのタイミングでのカットはある意味ベストなのかもしれません。
株分けの道具。
カッターとライターと瞬間接着剤。
"瞬間接着剤!?" と疑問に思われるかもしれませんが、トロケロールで痛い目を見て以来欠かせないアイテムです。
詳しくは後ほど。
ライターはカッターの消毒用に。
不要な気もしますが、一応。。。
ともあれ、まずはミズゴケを外します。
が、後戻りは面倒なのでこのまま続行。 まぁ、大丈夫でしょう。
ということで、収穫。。。
今回、3株とも根元に潜芽(らしきもの)が見えたので、その上部分でカットしました。
切り株の方はというと、
カット面、これがクセモノ。
元来、このままでも良いのですが、ここからトロケの素・軟腐菌でも感染しようものなら悲惨なことに・・・
実際それでいくつも痛い目を見ています。
断面からは樹液が出てきますが、どうもそこで軟腐菌も含め雑菌の繁殖があるような気がします。
病原菌感染対策としてトップジンなどのケア用品もありますが細菌への効果はどうなのか?
(この辺り、知識不足ですのでご容赦を・・・)
ともあれ、要は断面を塞げばよいわけで、かといって断面からは樹液が出てくるので短時間で処置が完了しないといけません。
そこで登場するのが瞬間接着剤です!
断面の水分を拭き取り、すぐに瞬間接着剤を塗ります。
硬化すれば完了! 簡単です。
(たまに樹液の吹き出しの激しい元気な個体がいて難儀しますが、それはそれで・・・)
また瞬間接着剤に含まれる溶剤で断面は殺菌されるかと思います。
収穫株の方も処理してあげす。
一般的には不要かと思いますが、トロケロール惨禍で痛い目をみたあとでは欠かすことのできない作業です。
通常、カット断面を塞ぐには蝋とかペンキなどが使われるようですが、手軽さ・処理スピードの点で瞬間接着剤は優れているかと。
あっ、瞬間接着剤のパッケージには 「接着用途以外で使うな」 との旨が書かれていましたが、思いっきり無視しています。 悪しからず。。。
収穫した株を植え付けて完了。
赤玉:ゴールデン粒状:腐葉土:パーライト:くん炭 ≒ 3:3:2:1:1
(相変わらず迷走しております。)
また、アザミウマ対策でオルトラン粒剤を散布、表層には化粧と言うほどではないですが赤玉を薄く敷いています。
ちなみに、ポットは 「角型スリット育苗ポット プレステラ 深鉢」 を使用。
これも最近使いだしましたが、深くてとても良いです。
最初の数日だけ希釈メネデール水溶液で腰水。
用土(ゴールデン培養土の粒子)にしっかりと水を吸わせる目的もあります。
話を戻して、切り株の方、
何とか場所を確保しました。。。
こうして株数が増えていきます・・・他にも色々と増えているので気になるものがあったらお声掛け下さい。
トレード大歓迎です^^